昭和初期家屋の減築・耐震リノベーション

  • リノベーション

(※記事内の写真はイメージです)

昭和初期に建てられ、100年近い時を刻んできた家屋の改修プロジェクトです。
当時の建物は、耐震面での課題も多い構造でした。
柱や梁のすべてに丸太や古材が多用された特殊な造りに対し、経験豊かなベテラン大工が現場の状況を克明に見極め、設計事務所とともに進行。
伝統技術を駆使して現代の安全基準を満たす平屋住宅へリノベーションしました。

 施工のポイント

  • 丸太と古材を見極める、特殊な耐震補強工事
    既存の梁や柱はすべて丸太。一本一本の形や性質が異なる古材の状態を正確に判断し、現在の基準に合わせた耐震補強を行いました。
    構造上の弱点を見抜き、伝統的な木組みと現代の補強技術を融合させることで、住まいの強度を根本から高めています。

  • 2階を解体し、平屋へと再生する「減築」と屋根の再構築
    ライフスタイルの変化に合わせ、2階部分を取り払う「減築」を実施。
    建物の重量を軽くして耐震性を向上させるとともに、新しい屋根を架け替えました。
    既存の骨組みを活かしながら新しい屋根構造を組み上げる、極めて難易度の高い大工仕事です。

  • 高い技術力を持った大工による現場判断
    図面だけでは測れないのが、築100年の家の難しいところです。
    「どの梁を抜き、どこを補強すべきか」といった判断は、長年の経験を持つ棟梁が現地で木の状態を見ながら進めます。
    機械的なマニュアルではない、熟練職人の「眼」と「勘」が、どの大工でもできるわけではない高度な工事を支えています。

  • 希少となった「本物の和室技術」への対応
    施工できる職人が減少している本格的な和室の造作や、特殊な木工事にも柔軟に対応。
    昔ながらの和の意匠を大切にしながら、現代の生活に馴染む空間へと調整する技術は、弊社の大きな強みです。